社会に対して、自分に何かできること

夜は怖い。
窓から見える外が、ずっと暗く黒いままのせいで
世界が止まってしまったように感じるから
少しは自由に動けるけれど、
所詮狭いワンルームの中。
小さな窓からは、黒しか見えず、
辺りは静かで、誰がいるかもわからない。
そんな牢獄にいるような孤独な気持ちだ。
ただの牢獄じゃない。社会と自分を断絶させる牢獄だ。
何か動きもがいても、世界は以前止まり続けている。
夜は怖い。



昼過ぎに起きた怠惰な日は、
夜の牢獄は長くなり、
酷く精神が摩耗する。
そんな日々が続くと
摩耗を過ぎて、心がずたぼろになる。
夜が怖い。



暗闇が怖いんじゃない。1人がさびしいんじゃない。
世界と切り離されることが怖くて仕方がない。
でも、それは裏を返せば



世界を渇望し、
世界を変えたい
と心の内に強い衝動を抱いている
ということなんだと思う。