ネット上のページと、宇宙ゴミ(デブリ)

救いを求めて宇宙へ来たのに
デブリ宇宙ゴミ)が撒き散らされていて、
人工物でできた鉄くずだらけのせいで行く手は阻まれている。
僕が汚したせいだ。
僕も汚したんだ。
僕だって何かのためになると思ったんだ。
でも汚しただけだったんだ。


プラスチックよりも処分に困るその人工物は、
誰かの悲しみと叫びでできている。
「僕はここにいるよ(いたよ)」って一声放つ度に
代わりに宇宙ゴミがばら撒かれる。


でも声を出してみて、声が返ってこない時こそ
声を潜めている時よりも孤独になる。
僕だって何かのためになると思ったんだ。
でも寂しくなる夜の数は変わってないんだ。