受け入れることはできるのに
相手の欠点を10個挙げて
それでも、「まったくもう。」と笑えるのなら、
本当に良好な関係なのだと思う。
愛とは許し合う事なのだから。
お金も、性格も、肉体的、社会的欠点も、何もかも
受け入れる準備はあるけれど、
相手に受け入れられるという楽観視だけは、
どうしても受け入れることが出来ない。
そして、受け入れるという長所を持っててしても
私のいくつかの欠点は、決して、覆い隠せない。見過ごせない。
その欠点というハンデを埋めるために、長所が育った面もある。
私の眼に彼女が映るとき、狂おしい衝動と
氷の槍に刺されるような、青く冷たい業の痛みを覚える。