キミニキミニキミニ

私が一途であるように
キミに一途であって欲しいと思う。
私が誠実であるように
キミに誠実であって欲しいと思う。
私が好いているように
キミに好いて欲しいと思う。
私がキミ一人でいいように
キミには私一人だけでいいと思う。



でも、現実はそう甘くもないし、
エゴを押し付けられるほど
そのエゴは、甘ったるいものでもない。



神様に試されている気がするんだ。
好意を、性欲を、見栄を、虚飾を、
求めるその心に突き動かされろって。
ものにしてから考えろって。
ナル沈むかロマン沈むの
ブレーキを無視して突き進んでみればって。
ものにすれば気にならないって。



痛い目をみさせるぐらいならいいよ。こらえてみるよ。
なにかの試練なら、物は試しに受けてみるよ。
でも、しばらくしてから前触れもなくズドンとか、
徐々に徐々に、首筋の柔肌に刃が食い込み、
息ながらにコロンとおとす
ギロチン待ち構えているような、
そんな、審判な気がするんだ。



これまでにも幾度となく間違えてきた
そんな、審判な気がするんだ。