別れの季節に、思う

いつから別れは、
異世界とか、
時間の超越とか
生物の種とか
宇宙とか
そういう、ダイナミックな脚色が好まれるようになったのだろう。
(ゲームや娯楽でそういうのが多いのは、皆好きなんでしょ?)



それってすこし寂しい
卒業とか
就職とか
入学とか
恋人とか
普段の生活の別れが、別れじゃないと言われるようで。



しっかりと重みがある人間ひとりがいなくなったら
それだけで大事件だよ。
すぐ慣れちゃうから、わかりづらいだけで
普段の生活の’別れ’で、十分に寂しい。


お互いにもう会わなくなるだろうって雰囲気。
会おうと思えば会えるけど、そんなに行動力ある奴は、きっとこの中にはいない。
引っ越しの準備をする2人に、そんな探り探りの会話の中で
「またね。」と言って、今日別れた。