君が楽しそうに笑っている。 一緒にいる僕も、つられて笑っている。 君が楽しいならそれで良いと思うから、僕は笑う。 けれど、節目節目に空虚な愛想笑いに感じる。 君の快楽のために、ただ隷属し奉仕し仕えている。 君が好きなときに楽しむための、 君の玩…

僕の身体の中の一部が変化した。 僕はその変化のせいで 日常生活がままならなくなった。 生活は出来る……けど やっぱり、皆と同じというわけにはいかない 僕は怪物になったように感じる。 人間世界に、１人迷い込んでしまった。 誰にだって話せないし、多分理…

いつから別れは、 異世界とか、 時間の超越とか 生物の種とか 宇宙とか そういう、ダイナミックな脚色が好まれるようになったのだろう。 （ゲームや娯楽でそういうのが多いのは、皆好きなんでしょ？） それってすこし寂しい 卒業とか 就職とか 入学とか 恋人…

何か落とし物をした。 それを落としたことが気にかかった。 別に、たいして使ってなかったはずなのに。 捨てようかなとさえ考えていたのに・・・ 得体の知れない責任や罪、後悔を感じている 何かに落とされた。 落とされたのは、本当は私の方なのかもしれな…

日々、人は誤りを犯す。 それは些細なことから、取り返しのつかないことまで。 日々、人は誤りを受け入れる。 次には、同じ失敗をしないため、同じ轍を踏まないため。 日々、人は誤りで傷つく。 自分が引き起こしてしまった事態そのものに傷つき、そして、 …

人生という道を何度も何度も、いろんなひとが走り抜ける、 その１人としてそれを追いかける僕たち。 前を目指すけど、先に見えるのは一歩分。 しかも、足が着くほぼ直前に、ようやく少し前がみえる。 新しく見つけた前の人の足跡をたどって、必死に先に進も…