数字が嫌い

数字が嫌い
万物の尺度であり
毎日流転するものだから
逃れられない苦しみを与える
数字が嫌い



30分という量あるいは、
9時という始点5時という終点
苦しみが万物の尺度である数字にまで
侵食し、ただの数でさえ苦しみに変わる
時計を見るたびに、時間を思うたびに、
苦しみが繰り返される
もう、○時だ。



毎日時間は繰り返され
その輪から逃れることができない
時間から逃れようとも、
時計を見るたびに、時間を思うたびに
毎日苦しみに追いつかれ、
苦しみが繰り返される
もう、○時だ。