フラクタクル

雪の結晶のような自己相似の構造
細部と全体が同じ形の構造、フラクタクル。



この世界がフラクタクルだとする。
目を覚ますと1つ大きな
あるいは1つ小さな世界へ移動するとする。



自己相似な世界を行き来する・・・
どこまで行っても何も変わらないようでいて
移動後の世界では前の世界の出来事が
本か何かで語られている



けれど同時進行でそれらの物語りは進み
合わせ鏡をのぞくようなもの
どれが本物かわからなくなるだけ
ただ、それだけ。
そしてどの世界でも
同じ失敗をする。多くの僕と一緒に悲しむ。