功利主義者のキーくんと、わがままなあーたん。

最大多数の幸福を信じて、
世界のどこかで一つ
幸せが喜びが生まれた事を喜ぶキーくん。


自分の欲望に素直で
だれかれ構わず、
わがままを押し通そうとするあーたん。


自己犠牲が過ぎる彼と
他人を犠牲に快楽を得る彼女が出会った。


彼と彼女の間では下僕という言葉と奉仕(親切)と言う言葉がよく使われた。
彼女が感じた幸せがこの世界を良くする事だと彼は信じていた。
勿論彼は彼女以外にも親切を施し続けた。


これは思想に関する物語ではなく、
世界をどうこうする物語でもない。
1組の男女と
せいぜい半径5M以内に
集められるだけの人間しか関係しない話。