生産と消費〜内面を語れる誰か。知ってもらえる誰か〜

おやつを座って待っているだけなら
誰でもできるので、20数年かかってようやく
消費する側から、生産(創作活動)する側へうつってみた。



生きた証とか、後世に、誰かのために、名声………?
お題目は立派で、光り輝くゴールに見えたけれど、
まぁ、無理ですよ。全然違います。



絵本「幸福な王子」のようであればまだ救いがあるけど、
現実は、自分の身を切り売りしても、
別に、とるにたらない、不幸でもない、片手間つぶしの人の
慰みモノになり、翌日には忘れられるだけ。



残念なモノしか作れないからしょうがないけれど、
生産(創作活動)は、気持ちの良くなるもんじゃ決してない。



ただ、書き上げた時、
その自分の内面を見せられる人がいて、読み終えて、
より自分を理解してくれる材料に使ってくれて、
二人の仲が深まるのなら、
それがすべてでも、そのためならば書ける。
素人の生産は、ただそれだけだ。