現実と向き合うべきだ。だった。
趣味なのか時間つぶしなのか習慣なのか、作品鑑賞をする。
作品の知識が増える。制作論を知る。ちょっと自分でも作ったりする。
で?
空想の、架空の、人を楽しませる作品について詳しく知っていたからって
それで?
逃げているのかもしれないし、惰性なのかもしれないし、
多少の現実への効果はあるにせよ、過ぎることは、
他の可能性、時間を奪われていることに相違ない。
今更気づいて?
膨らんでいく空想、理想、夢の世界。高まる目標
なんの作用も影響もない。独りよがりだ。
教えて欲しかったと誰かを恨む、
なんで自分で気づかなかったのかと悔いる、
どちらにせよ、今更遅い。
今更引き返せない。引き返す勇気があるのなら、
最初からこの道を選んですらいない。