過去の自分と、言葉の柵

世界を表から裏から眺めようといじくりまわし、
ブラックホールのように、
周りの知識を飲み込もうと躍起になる。
集めた知識で自分だけの世界を作り出して、
言葉の柵を立てていく。
どんどん飲み込んで、
新しい世界をまた見つけて喜んで、
言葉の柵を広げて広げて、
新しい世界を自分の領地に変えていく。



自分で作り上げたもの、自分だけの領地、自分だけの世界
広げた功績に満足し今日も眠る。
しかし、そんな世界に実体はない。頭の中にしかない。
頭の中で作った地図は、君だけの地図で僕には読めない
だから、君の満足を僕は理解することができない。



そんな世界に見切りをつけて
新しい世界へ一緒に行かないかい。