商業主義への嫌悪 〜スキを終わらせたくない〜

スキなものがある。
音楽、漫画、映画、小説・・・エトセトラ。
スキなものだから、凝りたくなる。
大人買い、ジャンル買い、同人作品・・・エトセトラ。
スキなものだから、残したくなる。もっと踏み込みたくなる。
自主制作、学術研究、普及(布教)活動・・・エトセトラ。



そして・・・、スキなものなのに、
それは自分の心にしかないことに、イライラしてくる。
毎年木から、りんごの実がなるように
毎年冬には、雪が降り、いずれ春になるように
寄せては返す波のように。



新しそうなものは、毎日のように生まれ、
忘れさられ、また新しそうなものが生まれる。
その繰り返し。
新しいスキの山に埋もれる事は気持ちいいかもしれないけれど、
気持ちいいだけだ。結局はどこか同じものだ。
そんな娯楽、快楽という人生の時間潰しでスキを終わらせたくない。



資本主義の経済は、欲をお金に変換し、
欲を刺激し続け成長し続けないといけないシステムなのだから、
仕方ないのだけれど、スキをお金を集める手段だけにはして欲しくない。
お金を集めさせる手段でスキを終わらせたくない。
もっと前に進む、もっと連綿と重なり進化していく
スキのエネルギーをもっと輝かせたい。
自分に出来るやり方で。